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異世界ファンタジー
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毎日8:01更新
第一章 完結 (全31話、閑話)
第二章 完結 (全30話、閑話)
第三章 完結 (全30話、閑話)
第四章 完結 (全34話、閑話)
第五章 完結 (全31話、閑話)
第六章 完結 (全40話、閑話)
第七章 完結 (全38話、閑話)
第八章 完結 (全40話、閑話)
第九章 準備中
あらすじ
貧乏貴族の娘のセレーネは、侯爵と結婚した瞬間、ここが乙女ゲームの世界であり、そして侯爵の連れ子の幼女が、乙女ゲームの悪役令嬢・アティである事を理解した。
前世では子供が欲しくても持てなかったセレーネは、今世で思う存分アティを愛でて完璧な美少女に育てあげると共に、最高の子育てライフを堪能する事に。
果たして、無事その願いは果たされるのか?!
登場人物
主人公:セレーネ
本作主人公。
本名:セレーネ・キリアキ・カラマンリス(旧姓:ベッサリオン)
『北方の暴れ馬』の異名を持つ、貧乏子だくさん伯爵家長女。バツイチ。
再婚し、悪役令嬢の継母となる。
再婚前に、男装して剣術大会荒らしをしてた超肉体派。
馬と温泉と娘をこよなく愛する。
こっそり男装して大立ち回りしたりしてる。その時の名前は『セルギオス』。亡くなった双子の兄の名前を使っている。
北方の森林山岳地帯出身の為、貧しさと寒さには強いが暑さにめっぽう弱い。
前世では普通のゲーム好きの既婚日本人女性。不慮の事故とかじゃなく女神の導きも神のいたずらもなく、普通に天寿をまっとうしてる。
悪役令嬢:アティ
カラマンリス侯爵家令嬢。
本名:アティ・エウラリア・カラマンリス
乙女ゲームで悪役令嬢となる幼女。まだただの天使。
第一章:3歳→4歳、第八章:5歳
花が好きなおとなしい少女だが、感情表現に乏しくあまり喋らない。
実母の記憶はない。好きな花な沈丁花。
ネタばれ解説
現在、家庭教師サミュエルに初恋中。母が男装している事は知らないが、『セルギオス』という人間が自分を影ながら守ってくれていると思っている。
放置されつつ、色々な人間の思惑に振り回されていた為、当初は喋らない笑わない、人形のような少女だったが、主人公のたっぷりの愛情により、よく笑う少女に大変身。また、継母に影響されてアクティブに目覚めつつある。
ジビエ料理大好きの肉食系でスピード狂、かなり気が強く好き嫌いが比較的ハッキリしている事が判明してきた。
誘拐事件を発端として、見知らぬ人や身体の大きな男性が苦手。
悪役令嬢父:カラマンリス侯爵
主人公の再婚相手でアティの父の侯爵。
本名:ツァニス・テオ・カラマンリス
不要な事も必要な事も言わないタイプ。
妻(アティの母)とは死別。
乙女ゲームでは当然モブ。
ネタばれ解説
主人公が男装して剣術大会荒らしをしていた時の『セルギオス』のファン。主人公と結婚したのは、その『セルギオス』の双子の妹だった為。
実はその『セルギオス』こそが主人公であるという事は知らない。
子供の頃から失敗を許されない育てられ方をされ、かつ、発言を黙殺されたり無理やり変えさられたりしていた為、強い人間には迎合してしまう部分がある。
その事を主人公に指摘され、現在はなんとか自分で修正中。
家庭教師:サミュエル
アティの家庭教師。
片眼鏡をしてて頭脳派を装っているけど、そうでもない。
乙女ゲームでは、アティを使って権力掌握を企んでいた悪役。
ネタばれ解説
もともとはカラマンリス侯爵家の使用人の息子。ツァニスと幼馴染で兄弟のように育ってきた。執事教育もされつつ使用人として働いていたが、アティが生まれた事により家庭教師として再雇用された。
ツァニスの役に立ちたくて、外の世界を知りつつ色々な情報収集に余念がないが、詰めが甘い。
現在はツァニスの腹心で、時にはアティの父親代理として色々なところでサポートする。天涯孤独でツァニス侯爵とアティだけが心の拠り所。
その気持ちが高じて、当初主人公に食って掛かったが、あっけなく返り討ちにされた。
当初、主人公の男装『セルギオス』が主人公の隠されたもう一人の兄だという嘘を信じ込まされていたが、事実を知ってちょっとショックを受けた。
子守頭:マギー
アティの子守の一人で子守頭。
主人公が再婚する前までは子育てを一手に担っていた。
毒舌。
乙女ゲームでは、アティを共依存に陥らせた悪役。
ネタばれ解説
元良いトコのお嬢様でバツイチ。子供が産めない事で離縁されたが、子供が産めない事でカラマンリス邸で子守として雇ってもらえた経緯がある。毒舌で酒豪。基本あまり他人を信用しないし、心の内を誰にも話さない。
その為、心の拠り所がアティしかおらず、アティの事以外比較的どうでもいいと考えている節がある。
当初はアティを横取りする存在として主人公を疎んでいた。
しかし、主人公がアティを第一優先としている事を知り和解。しかし仲良くなっても毒舌は変わらない。
主人公からの告白で『セルギオス』が主人公であると知る。
エリック
アンドレウ公爵家嫡男。4歳→5歳。
本名:エリック・スタティス・アンドレウ
乙女ゲームでは、典型的王子として攻略対象。
アティの婚約者。
良くも悪くも、いわゆる『男子』
ネタばれ解説
金髪碧眼で容姿端麗、正義感が強く猪突猛進型の典型王子系だが、短絡的で単純。アティの為に中身のある男になるよう、主人公に
主人公の事は『アティを守るドラゴン騎士団の団長』だと思っており、つまり男装姿が本物で、女性の姿が仮の姿だと思っている。
自身もドラゴン騎士団の一員として修業に邁進中。主人公の事は『だんちょう』と呼ぶ。
イリアス
テオドラキス侯爵家嫡男。11歳→12歳。
本名:イリアス・ライサンダー・テオドラキス
乙女ゲームでは、典型的ドS男として攻略対象。
エリックの世話役。
ネタばれ解説
乙女ゲームではヤンデレの攻略対象。彼の攻略ルートはハッピーエンド以外は監禁・軟禁されたり無理心中させられたりする偏愛者。宰相家の嫡男だが、自分を疎んだ母に毒殺されそうになった事により体を壊して虚弱。そこから自分を必要としてくれる人間を渇望している。
エリックの世話役として行動するうちに、偏執対象がエリックとなり婚約者になろうとしていたアティの暗殺を目論んでいた。しかし主人公に阻止される。
主人公に頭の良さ等を指摘される事により、偏執対象を主人公に移したが、主人公は全うな人間になるように、適度に距離を持ちつつ接されている。
主人公の男装姿の事は知っており、将来の夢は18歳になったその日に主人公と結婚する事。そのための奸計に余念がない。
ゼノ
第二章から登場。
メルクーリ北西辺境伯の養子になった少年。8歳→9歳。
本名:ゼノ・スピロス・メルクーリ
乙女ゲームでは、おおらか系騎士(軍人)として攻略対象。
ネタばれ解説
主人公の元夫の子供。子供がいない獅子伯のところへと養子に入る。第二章でアレコレ色々あった為、第三章からは主人公の家に下宿開始。
そこで、身体の動かし方や剣の腕等を磨く事に。
まだ身体の使い方が下手だが手先は器用で努力の鬼。大人の顔色ばかりを見て行動する事が多く、我が弱い。
主人公が前世で乙女ゲームをやった時に唯一好きになったキャラ。
レアンドロス辺境伯
第二章から登場。
メルクーリ北西辺境伯。別名獅子伯、愛称はレオ。
本名:レアンドロス・キュロス・メルクーリ
主人公の元夫の兄で、ゼノの養父。
普段は国境付近に駐在中。
ネタばれ解説
主人公の男装を速攻で見破った人。女性を軍に登用しようとしたりするぐらい、意外と進歩的な考え方をする。
子供好きだが、妻を出産で子供諸共失っている為、結婚する意志がない。
ニコラ&テセウス
第四章から登場。
アンドレウ公爵の別荘地に近くに住んでいた。10歳。
本名:ニコラオス・パパス
ネタばれ解説
乙女ゲームでは、主人公のサポートキャラを装った隠れ攻略対象で男の娘。解離性同一性障害で、本来のニコラオスの人格の他、ガラの悪いテセウスという人格と、女の子女の子したニコラという人格がある。
ニコラオスとニコラの境界はまだ曖昧。
父親から身体的虐待、母親から精神的虐待を受けていたため、精神が不安定。
ファッションセンス抜群で、第五章からカラマンリス邸に引き取られ、使用人教育を受けている。
ニコラはテセウスである時の記憶はないが、教えてもらった事により、テセウスの人格の事は知っている。
アレクシス
第六章から登場。
リゾート地で狩猟部門の管理者として働いている青年。
乙女ゲームには未登場。
ネタばれ解説
主人公の幼馴染で元婚約者。主人公の地元(ベッサリオン)の元子爵で廃嫡済み。メルクーリ北西辺境軍の森林専門部隊にいたが、怪我をしてしまい左足膝下から切断して義足になってしまった為、除隊。
射撃の腕がよく百発百中。主人公をからかうのが好き。
ベネディクト
第七章から登場。
本名:ベネディクト・タナシス・カザウェテス
乙女ゲームでは無気力系の攻略対象。13~14歳ぐらい。
ネタばれ解説
乙女ゲームでは、カラマンリス侯爵家で養子となっており、アティの義兄。カザウェテス子爵家にも実は養子として来ていて、元はカラマンリス領にあるラエルティオス伯爵家の次男。
考えないように教育されてきたため、無気力で自分から行動する事が殆どない。
本当は義理の妹であるベルナを大切にしている。
ベルナ
第七章から登場。
カラマンリス侯爵領にあるカザウェテス子爵家の子女。5歳。
乙女ゲームでは、主人公のライバルから友人となるキャラ。
ネタばれ解説
ツンデレ系美少女。気が強いように見えて、実はちょっとだけ小心で恥ずかしがり屋。ベネディクトが義兄である事は知っているが、実の兄のように感じていて慕っている。
カザウェテス子爵の実の娘だが……扱いはお察し。